古くなり開け閉めがスムーズにできない玄関引戸。
玄関リフォームのように、丸ごと新しくしなくても修理で直せる場合もあります。
今回修理したのは、納屋の引戸。
玄関のように毎日開け閉めして出入りする場所ではないので、丸ごと新しくリフォームするには少しもったいない。
しかし、ドアを閉めても隙間ができる状態(右の扉の下側)で、扉の中央付近の枠も下がって曲がっているので、ドアを開けるときに当たって開かない状況です。
これを扉や枠は新しくせずに、開け閉めできるように修理します。
工事の前にはレーザー墨出し器を使って、水平と垂直を確認し、枠の左右差などを確認します。
このドアが開かない原因は枠の歪みによるものなので、どこをどの程度矯正するか慎重に検討します。
次に扉を外して工事に取り掛かります・・・が、まったく外れなくて難航。あらゆる手を尽くしましたが、こんなに何をしても外れないドアは初めてでした。
見ると、枠が下がっていることで、通常よりも深く扉にかぶさっています・・・枠と扉の隙間がないので、取り外そうにも動かせません。
とにかく扉が外れないと工事ができないので、土間を削って、大人二人掛の力業でなんとか外しました。
この取り外し作業があまりにも大変で・・・放心状態の三代目(笑)ここで少し休憩しました。
扉の下レールも含めすべて取り外したので、丁寧に掃除して、取付直しの準備をします。
修理完了後の玄関ドアです。
扉右側にできていた隙間もなくなり、開け閉めできるようになりました。
土間を補修して、無事工事完了。
このように、修理の工事では新しく取付する工事と違い、ある程度進めてみないと分からない状況が多くあります。
予定していた修理内容よりも何倍も時間がかかる場合や、方法や材料が変わってしまう場合もあります。また、仕上がりも100%完全なものではないので、新品と同じように長持ちはしません。
修理にもデメリットがあることをご理解いただいた上で、修理か取替えてリフォームするかの方法を選んでいただければと思っています。
住む人と使う人が快適になるよう、より良い技術を提供しています。家の中や外で、壊れて困っている箇所があれば一度ご相談くださいね^^
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