大好評の窓リフォームの補助金。通称窓リノベ!これを活用した窓のリフォーム方法は主に3種類あります。
まず1つ目は一番人気、内窓(インプラス)取付工事。
これは、今ある窓を残して、内側にもう一つペアガラスの窓を取付します。少なくてもガラスが合計3枚になるので、一番費用を抑えて断熱防音効果をUPさせることができます。
工事費に対する補助率も高いです。
2つ目は、カバー工法(リプラス)によるサッシ交換工事。
これは、今ある枠を残したまま、新しい枠でカバーして新しいサッシを取付します。断熱性能は内窓より劣る割に、費用は内窓よりも高いです。理由はその、枠をカバーして隠す材料がたくさん必要で材料費が高いのと、工事も少し複雑になります。(その割に補助率は低め)
床との段差ができ枠の出っ張り感があるのと、ガラスの面積も小さくなるので、当社では一番おすすめしない工法です。ΣΣ(・ω・ノ)ノ!
3つめは、外窓交換工事。
これは、今ある枠ごと撤去して新しいサッシを取付します。外壁の補修・塗装や、室内側の補修も必要になる場合がありますが仕上がりはきれいです。
費用的には、1つの小さい窓だけリフォームする場合を除くと、カバー工法と同じくらい。それなのに、見た目もすっきりきれいに新しくなるので、建付けが悪くなった古いサッシをリフォームする場合におすすめです。
この場合驚きなのは、シングルガラスのサッシでリフォームするよりも、ペアガラスの断熱性能がアップするサッシでリフォームする方が工事費はお安いです。
工事費の補助があるのはもちろん、インプラス取付による電気代削減効果は10年間で23万円とも言われているので、いずれ必要な工事なら早めに実施する方が恩恵が多く受けられて良いということになりますね。あと何年暮らすかということも、工事費を判断する材料になります!
今回は外窓交換(ハツリ工法)で工事を行いました。
サッシは、経年劣化で開け閉めが重くなったり、縦がピッタリ閉まらず隙間風が入ってくるようになったらまずは調整や部品交換を試みます。
それでも改善しないほどであれば、サッシごと交換するタイミングになります。
リフォーム前▽
写真では一続きに見えますが、4枚戸の掃出し窓と、2枚戸の掃出し窓の2つです。
まずは、壁をカットして、既存の枠を外します。
縁側の床も痛みがあるので、同じタイミングでリフォームします。
床の工事は大工さんの仕事なので、サッシのリフォームとは一見、関係ないように感じますが・・・
やはり、リフォームは同時に行うのがベスト。(特にリフォームする箇所の周辺)
その理由は、工事の順番が前後してしまうと、同じ箇所を直す作業が重複して費用が無駄になったり、仕上がりがきれいにならなかったり…もったいないと感じることが多々あります。
例えば今回は、サッシの枠を外す作業と同時に床をリフォームしたので【サッシの枠を撤去➡古い床を剝がす➡新しい床を張る➡サッシの枠を取り付ける】という流れ。
段差ができずきれいにリフォームすることができました。
これが同時でなければ、床がサッシより少し高くなり段差ができるか、隙間ができる(=コーキングで埋める)など、かっこいい仕上がりとは言えません。
それは、外壁側にしてもしかり。窓を取り付けた後には、外壁を補修して塗装をしますが・・・それがもし外壁リフォームをしていた後だったとしたら、その塗装の作業は重複してしまいますね。
これが費用も2重になってもったいない。決して押し売りはしませんが、早かれ遅かれやらないといけない必要な工事なら同時に、費用も作業も効率よく実施した方がお客様にとっていいと考えています。
という具合に、窓のリフォーム一つとっても、塗装屋さんや左官屋さん大工さんとたくさんの職人さんが関わります。「餅は餅屋」という言葉に間違いはありませんが、リフォームはそれぞれが別の工事のようでつながっているので、それを取りまとめて取り合いをよくするリーダーが重要^^
いつも一緒に仕事をする信頼おける職人さんと協力して、よりお客様に満足してもらえる仕上がりになるよう、工程管理にも取り組んでいます!
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