~古い鍵が廃番でも現場加工で最小限の修理~
お客様から「引戸の鍵が古くて調子が悪いので修理したい」とのご依頼をいただきました。
確認すると、既存の引戸錠は すでに廃番製品。同じものを入手することはできませんでした。
このような場合は ドアごと交換が必要 になる場合があり、費用や工事の規模が大きくなってしまいます。
今回はドアの痛みも少なかったため、別サイズの取付できそうな現行製品の鍵を加工取付する方法をご提案しました。膨大な鍵製品の中から合う鍵を探すのもまた大変な作業なのですが・・・ドアがまだ10年以上使える状態で加工ができるドアであれば、今回の方法が最善策です。
①古い錠を取り外し(召し合わせ部分)
元の鍵は表面が円形状に見えているこのタイプ。このままでは現行品の鍵で合うものがなく、交換できません。
②新しい錠の取付位置と形状に合わせて、加工寸法をドアに下書きする
この加工作業は手間も技術も必要で繊細な作業。やりたがらない(できない)職人さんも多いので当社の強みです。
③加工寸法の通りに穴あけ
穴をあける作業は、失敗しても戻すことができない・・・
ドアが傷ついてしまうリスクがあります💦
地道に慎重に作業します。
最後に穴をきれいに整えます。
室内側も同じ手順で加工します。
穴を整えて加工完了。
④新しい製品を取付
これでようやく鍵交換が可能になります。
この加工した穴は表面のプレートで隠します。
⑤次に戸先側の鍵も取り外し加工
同じ手順で屋外側、室内側の穴を加工して新しい鍵を取付します。
動作・かかり具合を調整して完了!
引戸錠はこのように、中央の召し合わせ錠と、取っ手部分の戸先錠の2箇所をセットで交換します。
🔑 鍵のみの交換ができない場合でも、現場で加工対応することで ドア本体はそのまま活かせる のが大きなメリットです。
📷 施工前:廃番で交換ができない古い引戸錠
📷 施工後:現行製品を加工取付した新しい引戸錠
表面に見えているプレートの形状は変わりましたが、きれいに交換することができました。
現場加工は工場製造するようなメーカードア製品と違い、その場で手探り、試行錯誤しながら進めるオーダーメイドの作業です。実際にやってみると予定していた通りにならない事もありますが、お客様と相談しながら、できる範囲での最善を尽くし修理しています!
「ドアごと交換になるとあきらめていたので、最小限の工事ですんで本当に助かりました!」と喜んでいただけました😊
・古い鍵は廃番になっていることが多い
・鍵だけ交換できない場合、本来はドアごと交換になるケースも
・現場加工によって 最小限の交換 に抑えることが可能
当社では長年の経験と技術を活かし、お客様のご希望に合わせた最適な方法をご提案しています。
「古い鍵でも修理できるのかな?」とお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください!
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