片方の扉がレールから外れて閉まらなくなった、浴室折戸を修理しました。
修理する前の浴室ドア。片側の一部の部品が外れたことで縦框が外れ、右下の横框とパネル部分に隙間ができています。
このままでレールにはめても扉がグラグラするので、ぴったり閉めることができません。
お風呂のドアが閉まらないと、シャワーや水はねで脱衣室側に水が漏れてしまい床が傷みます。何より入浴時に寒いので、なるべく早く修理したいところです。
他店では修理はできず、扉ごと新しくするように勧められたよう。
浴室ドアを新しくする場合の平均費用は、同じ型の扉が現在も入手できれば10万円以内です。
もし、同じ扉が終売になっていて注文できない場合は、枠ごと新しくする必要があり15万円ほど・・・
ですがこの事例、当社では修理が可能です!
折戸を一度分解します。
縦框を外すとパネルも外れます。
ここで、開け閉めする時にいつの間にか外れてしまっていた部品をもとの位置に取付ます。
折戸は構造が複雑なゆえに、故障が多いドアです。
開け閉めで引っ掛かるドアを無理やり使い続けていると、このように部品が外れてドアが壊れる原因になってしまいます。
縦框を元に戻します(少し特殊でした💦)
ユニットバスのメーカーによって折戸の構造は様々です。
例えばTOTOやPanasonic製のドアでは、縦框とパネルが接着されていて、分解できない場合もあります。
この通り修理完了。開け閉めがしやすいように、調整できる部分はメンテナンスしておきます。
右下パネルにできていた隙間もなくなり、元通り直すことができました。
今回のドアの修理はあくまでも応急処置。
しばらく使用できるとは思いますが、経年劣化で各部品も悪くなってしまいます。次に壊れたタイミングではカバー工法で枠ごと新しくして‟開きドア”に変更するのがおすすめ。
開き戸にする理由は、構造が単純で壊れにくく、レールがないので掃除がしやすいです。
長くきれいに使い続けられるって大切な条件ですよね^^
しかし、扉は浴室内に向けて開くので「開戸だと洗い場が狭くなるのでは」と心配の声もよく聞きます。
問題になるとしたら【ドアが開く範囲の床に常に物を置いておく】とか【ドアの前で体を洗っている時にドアが開く時】ですが・・・
【出入りで開くのは4~7割程度】である事、【シャワーはドア側とは反対に取り付けられている】ため、大抵の場合は問題ありませんよ◎
修理方法のご提案は、状況やご予算に応じて最善策を選んでいただけるように心がけています。
また、一時しのぎや目先の金額ではなく【トータルコストが安く、長期的に見てメリットが大きい方法】であることが住む人にとってより良いと考えています。
家の中や外で、壊れて困っている箇所があれば一度ご相談くださいね^^
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