古い玄関引き戸の開け閉めが重く、ガタガタすることってありませんか?
「もう古いけぇ、しょうがないわ」「まぁなんとか開くけぇ、もう少し使おうか」なんて、もやもやしながらも毎日使っているかもしれません。
でもそんな毎日のぷちストレス、もしかすると戸車の調整や交換だけですぐに修理できるかもしれませんよ~^^
今回はまさにそんな玄関引き戸です。
戸車を確認してみると、室内建具用の戸車がついていて、使用目的や状況には合わない部品でした。
この玄関ドアはメーカーの既製品ではなく、天然木にガラスを組み込んだオーダーメイド製品です。かなり重たいドアでレールはステンレス製。
今取付されている室内建具用の戸車は、もっと軽いドアに使用する部品なので、強度としては不足。話を聞いてみると、昔ご自身でホームセンターで買ってきた戸車とのことでした。
この改善方法は3つあります。それぞれの()は感覚的な耐用年数です!
①戸車を調整(あと数年はたぶん使える)
②戸車を交換(あと5~10年は使える)
③玄関ドアを交換(30年は使える)
お客様の気持ちとしては「この木製玄関の見た目が気に入っている」「既製品ドアは味気ない」「防犯性は高めたい」ということ。
これらをお伺いすると、どの方法がベストとは言い難い状況でした。よって、①の戸車調整を実施して、③の玄関ドア交換のお見積もりをすることに。
とりあえず、戸車調整できたので「少し軽くなった!これならしばらく使えそう!」と喜んでいただきました。
お見積したのは、木製の風合いが残るよう木目調カラー・手動キータイプ。
防犯面の機能としては3つ。
①手動キーは標準仕様でディンプルキーなので、ギザギザ錠のようにピッキングされる心配がありません。
②鍵が召合わせ(中央)と戸先(両端)の2重になるので、こじやぶりの心配がありません。
③ガラスが2重で防犯ガラスも選択できるので、ガラス破りの心配がありません。
これだけ対策されている、最近の玄関ドアにリフォームすると、ほぼ鉄壁の玄関ドアですね。
残る心配としては・・・‟無施錠”で侵入される可能性です。
住宅に侵入して金品を盗む侵入窃盗は年間15,692件(令和4年)発生していて、これは35分に1件発生している計算です。※出典:警視庁「住まいる防犯110番」
そのうち一番多い侵入手口は、なんと「無施錠」なんです💦!
鍵を閉め忘れるとか、そもそも田舎では日中に閉める習慣がない場合も多いと思います。そんな時におすすめなのは「電気錠」「電池錠」の玄関ドアです。
製品代は標準手動キー仕様に、5万円~プラスで選ぶことができます。ホテルのドアのようにオートロックにできるこのエントリーシステムは、防犯対策に役立ちます。
工事のご提案と見積りは一時しのぎや目先の金額だけではなく【トータルコストが安く、長期的に見てメリットが大きい方法】であることが住む人にとってより良いと考えています。
家の中や外で、困っている箇所があれば一度ご相談くださいね^^
Copyright (c) 藤田サッシ販工 .All Rights Reserved