ガラスが上げ下げできて、採風ができるタイプの勝手口ドア。
キッチンの空気の入れ替えも簡単にでき、何より室内が明るくなるので、勝手口リフォームでも採用率の高い、人気の商品です。
ちなみに勝手口リフォームは、窓リフォームとセットがおすすめです。断熱性能がUPして、窓リノベ補助金が活用でき、一石二鳥◎
今回は勝手口リフォームではなく、勝手口修理。数十年前のこのタイプの勝手口が壊れたと電話があり、駆け付けました。
不具合は、上げ下げのガラスが開いたまま、閉まらなくなってしまったようです▽
とりあえず閉まるようにしてほしいというご要望で、ドアを外して分解してみます▽
上げ下げ窓のしくみは上の写真のギザギザ部品が、下の写真の歯車部品にかみ合って、動かすしくみなのですが・・・・
よく見ると、歯車の先が2本?なくなっています。
原因はこの部品の破損によるものでした。
こちらの勝手口は、ご実家のドアで帰省時にしか使用しないため、とりあえず閉まるように修理をして対応▽
部品は壊れたままなので、上げ下げ窓を開けてしまうとまた閉まらなくなりますが・・・
閉めっぱなしであればこれで問題ありません。
修理やリフォームで心がけているのは、まずはご要望と目的をお伺いして、無駄のない最善の方法をご提案すること。
方法や仕上がりなどの選択肢は、手がける職人さん次第で様々です。
さらに、同じリクシル商品の勝手口ドアのリフォームでも、細かい部品の選定や周辺の壁との兼ね合いがあるので、仕上がりの見た目も様々です。
いろんなリフォーム現場を目にする機会がありますが、「私ならこの仕上げ方はしないなぁ…もっとこうした方が丁寧できれいなのに。」と思うことも多々あります。
お客様は自分の家を一生に一度リフォームするかどうかという頻度なので【他と比べてきれいかどうか】や【どんな内容でリフォームするのが一番いいか】は正直わからないかもしれません。
だからこそプロ目線で、お伺いした内容から目的と気持ちをくみ取って、一番いい方法をお伝えしたいと思っています。
「言われてないからやってない」「聞かれなかったから言ってない」は“住む人と使う人の心を大切に”仕事をしていれば起こらないはず。
先代から受け継がれる、大切な心得です^^
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