住宅の1階部分にある5つの窓に面格子を取付しました。実際にご近所で窃盗事件があったとのことで、すぐ対策を行うことに。
今回取り付けしたのはどの箇所も「体が入る大きい開口」「ガラス1枚」「侵入しやすい高さ」の窓です。泥棒の侵入口として狙われやすい条件がそろっています・・・そもそも窓は、泥棒の侵入口の53.5%を占めていて、家の中で一番対策すべき箇所といえます。
そこに、面格子を取付することで防犯意識の高さも伝わり、安全性が高まります。また、泥棒は5分以内に侵入できなければ7割が断念するというデータがあります。万が一狙われたとしても、防犯ガラスや面格子などで侵入されにくい工夫をしておくことが防犯対策のポイントになります!!
窓1取付前▽窓の周囲には死角もあり、格好の的になりそうな場所です。
窓1取付後▽不思議と面格子が取り付けられると「侵入しやすそうな窓」ではなくなりますよね!
窓2取付前▽こちらは大人の腰の高さの窓です。フェンスが足場にもなり入りやすそう…。
窓2取付後▽目隠しルーバー付きの面格子で、日差しの対策も兼ねています。「西日がきつい窓」や「道路面の窓」「浴室窓」にはこのルーバータイプがおすすめです。
このようにルーバーを開け閉めして、調整することができます。
取付するのに、一工夫必要だったのはこの窓です。
窓3取付前▽その理由はなぜでしょう?
答えは、窓にかかる位置に配管があり、面格子取付の障害物になります。
それと重なる、もう一つの取付の懸念点が・・・窓の正面に階段のてすりがあり、面格子を取付するすき間がありません。
取付に使用するブラケットはいくつか種類があって、現場状況によって選択肢があるのですが・・・ここは通常のブラケットでどうにか加工して取付してみることにします。
窓3取付後▽手すりとのすき間がゼロだったので、少し強引に取付しました💦
配管の障害物は、1つの面格子を切断して、配管を避けて取付しました。(面格子を2つ買って取付するより費用が抑えられた為)
全体はこのように、この特殊な窓に特注したかのようにきれいに仕上がっています。
今回紹介した面格子以外にも方法がいくつかあります。
①防犯ガラスへ交換
防犯ガラスは特殊な膜がガラスにサンドイッチされていて、割ろうとしてもなかなか割れないガラスです。今のサッシの動きが悪くなければガラスだけ入れ替えができます。
②内窓を取付する
今ある窓の内側にもう一つ窓を取付します。鍵は2重になり、ガラスは少なくても3重以上となります。断熱性能、防音効果がアップするので、一石二鳥の方法ですが開け閉めする窓は2枚になります。
③外窓交換をする
今あるサッシの動きが悪い場合には窓自体も寿命です。ペアガラスや防犯ガラスを入れた窓にまるごと新しく変えて断熱性能と防犯性能を高めます。②の方法と違って窓は1枚のままなので開け閉めは一度です。
今回紹介した3つの方法では、2025年が最終チャンスといわれる窓リフォームの補助事業の対象となります☆防犯対策を兼ねた窓のリフォームで、一石二鳥以上のお得があるこの機会をお見逃しなく。
補助対象になるかどうかはいくつか条件があるので、一度状況をご相談ください^^ただ、今の窓の動きに不満がない場合には、この事例のように面格子取付がいい場合もありますよ!
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