今回取り付けした製品はフーゴF逆勾配という製品です。
逆勾配って何?と思った方へ解説します。
通常のカーポート製品の屋根は、下の画像のように柱側が低くなっています。
このため、雨が降った時には柱側に水が流れますよね。大半の水は雨どいに集まり柱の側面から排水されますが、屋根から直接地面に落ちる水滴もゼロではありません。なるべくこの水滴のしたたりを生活するうえで支障のない位置に計画できるよう、屋根勾配の選択ができるようになっています。
逆勾配製品とはその名の通り、通常製品とは屋根勾配が逆で、柱側の屋根が高くなっている製品です。雨が降った時には柱がない方に水が流れます。
柱を建物側に寄せたいかつ柱取付位置付近に窓がある時です。
それでは、柱を建物側に寄せたい時はどんな時でしょう?
【駐車場と庭がつながっている】または【スペースを広く使いたい】場合などです。
そんなとき、スペースの中央に柱が立っては、せっかくの空間が分断されて遊びや作業の邪魔になってしまいますよね。柱が建物付近にあればあるほど活用できる有効スペースが広がります。
そう聞くと「通常製品より逆勾配製品が絶対いいじゃん!」と感じます。
通常製品に比べて約1.2倍の価格となり、6~10万円程は高いです。(製品やサイズによる)
ただ、このデメリットを加味しても、今回の事例のように掃出し窓と駐車場が隣接する場合には逆勾配製品がベストです!なぜかというと、逆勾配製品ならカーポートとして使用できるのはもちろん、テラス屋根としての役割も兼ねることができ、一石二鳥。
テラス屋根の役割というと【リビングの日よけ】や【洗濯物干しスペース】や【ひさしの代わり】など。近年の軒がない家にはぴったりで、暑さや雨が部屋に入ってくるのを防ぎます。
窓の上に日よけや屋根を付けたい時には、カーポート製品で検討してみるのもおすすめです。
なぜかというと、テラス屋根とカーポートの違いはサイズの違い程度で工事代は大きく変わらないので、迷ったときには大きいテラス屋根・カーポート製品を取付する方がお得。車の乗り降りや洗濯スペースでも、ぎりぎりの広さで毎度気を使って使用するより、濡れないスペースが少しでも広いと使い勝手も良いので、満足度が高いです。
柱を少し建物から離しておきます。
理由は、風でカーポートが揺れるので建物にぶつかるのを防ぐため。
「え?それじゃあ、その隙間から雨が入ってくるじゃん」と気が付いた方もおられると思いますが・・・
完全に濡れないようにしたい時には、ちゃんとこの隙間をふさぐオプション部材があるのでご安心ください^^
屋根を組んで屋根材のポリカを取り付ける前の状況です。
窓の付近にカーポートや屋根を取付する場合に注意するべきなのはポリカの色です。色によって、光の透過率や熱線カット率が違うためです。
熱線カット率が高いと、より暑さ低減に役立ちますが、屋根の下は暗くなってしまいます。
熱線カット率が高く、光の透過率も高いスーパー屋根材もありますが、これは価格が高いです💦
よって、今回も一番人気クリアマット色の屋根材です。
取付位置やご予算に応じて最適プランは異なり、製品も多種多様です。「工事しようかどうしようか・・・」悩んだらぜひご相談ください。
当社ではトータルコストが安く、長期的に見てメリットが大きい方法であることが住む人にとってより良いと考えているので、取付から10年間自社保証を行っています^^
カーポートやフェンスなどのエクステリア製品は特に、一度取り付けるとほぼ一生使い続けるものです。
部品交換を伴わない30分程度の調整や修理作業は無償で対応しますので、取付だけでなくその後の困ったときもお任せくださいね!
Copyright (c) 藤田サッシ販工 .All Rights Reserved