古くなった2か所の天然木のフェンスを交換したいとご依頼いただきました。
天然木フェンスとは、本物の木でできたフェンスで、施工費が安価で取付直後の風合いがいいです。
一方でメンテナンスが大変で、半年に一度は保護材を塗る作業が必須です。定期的に汚れを落として、保護用の塗料を塗っておかないと木が腐る、カビが生えるなど、見た目も強度も劣化してしまいます。
木が腐るとよくないのは見た目だけではありません。シロアリを呼び寄せる絶好のエサになってしまう恐れもあり、家の構造の木材へと被害が広がっては大変です。天然木はフェンスに限らず、ウッドデッキでも同様のメンテナンスが必要です。
マイホームって、室内だけでもメンテナンス箇所や掃除する箇所が色々とあるのに、外構のお手入れまでたくさんあると大変ですよね・・・
そんな天然木のフェンスやウッドデッキを設置して10年近く経過してから、交換工事をご相談いただく事例が多いです。
確かに、最初の設置費用は一番安いのですが、結局長持ちせず交換することになってはトータルコストは高くなってしまいます。最初から少し高くても、長持ちする素材の木調アルミフェンスがあることも案内しておく方が、お客様にとって手間もお金も少なくて済みます。
今回、この古いフェンスを撤去して新しく取付したのは、木の暖かい雰囲気のあるおしゃれなフェンス(樹脂製)です。この樹脂フェンスがぴったりな外構のイメージは、スタイリッシュやモダンなかっこいいお庭より、ナチュラルや洋風の暖かいお庭のイメージにぴったりです。気になる費用は、木調のアルミフェンスよりも少し抑えることができます。
【費用感や耐久性のイメージ▶天然木のフェンス>樹脂フェンス>木調アルミフェンス】
工事はまず、2か所の古いフェンスを撤去します。
↑劣化により、フェンスの木が外れていました。
少しずつ手作業で外します。
すべて撤去できたら、新しい柱の位置に穴を開けます。
よく「元の柱や柱が埋まっていた穴は再利用できるんじゃないですか?」と質問がありますが・・・正直、できないことが大半。
その理由は、まず柱の形状や間隔がフェンスによって違います。このため、新しいフェンスに古い柱を再利用できることがありません💦
次に、柱の間隔が同じ場合にも、ブロック内にコンクリートで固められた柱をきれいに引き抜くことができません。
よって、フェンスを取り替える場合には削孔機で新しく穴を開ける必要があります。
この‟コア抜き”という穴あけ作業費、ブロック設置と同時に新設する時には不要ですが、リフォームの場合には追加で必要となってしまう費用の一つです。
こんな固いコンクリートに穴を開けるものなので、機械も高価ですが、消耗品となる替え刃も高価なのです。
取替え完了後の樹脂フェンス。変えたのはフェンスだけなのに、家全体の外観が明るく、新しくなりますね!
ウッドデッキ前の目隠しになっていたフェンスも交換完了。
お見積もりや工事方法は状況やご予算によってできる方法をお伝えし、それぞれのメリットとデメリットと予算を比較した上で選んでいただけるように心がけています。
お見積もりや現地確認は無料で行いますので、お困りのことがあれば一度ご相談くださいね^^
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